古い建物でも需要がある

住宅の築年数についても戸建賃貸のメリットが存在します。通常、ワンルームマンションなどの都市型マンションなどを借りる借り手は、築年数の浅いマンションを選びます。なぜなら、外観の綺麗さや、設備の新しさといった快適性を駅近の環境で望むからです。これらは、マンションを選ぶ人達のニーズによるものです。長い期間、継続して住むと決めているわけではない場合、設備や外観は新しく綺麗な物のほうが見た目もよく、友人を招く場合などでもステータスになります。

しかし、これまでの通り、戸建賃貸を選択する借り手のニーズはここではありません。戸建賃貸を選択する場合、今の時代に合う、適切な耐震基準に合っている程度の築年数であれば地震への不安も少なくなるため、重要なのは適切な部屋数などの生活をしていく上でのゆとりとなります。このことは、戸建賃貸を選ぶことがある程度の生活空間が必要だといった、実需に基づいた選択だからです。

また、ワンルームマンション投資などの場合、自分一人では外壁塗装などで物件の魅力を増すことは出来ず、管理組合で決める必要がありますが、戸建賃貸の場合、それが可能となるように建設時からプランを立てることもできるといったように、自身の物件をコントロールできる範囲が高い事も戸建賃貸投資の魅力です。

駅近でなくても人気が高い

また、戸建賃貸投資には地価の高騰を直接受けない点や、立地的制約を受けづらい点が上げられます。都市型マンションへの投資の場合、駅から徒歩何分かが物件価格や家賃相場に影響を与えることがあります。これらの物件に住みたいと考えている人の多くが、駅からの距離が短く、通勤・通学に少しでも便利な物件を探そうとします。このことを理解し、できるだけ条件の良い物件を手に入れようとすれば、貸し手は大きく投資をしなければならなくなります。

そのため、この点においても戸建賃貸投資を行うメリットが存在します。先ほども述べたように、戸建賃貸へのニーズを持っている借り手が望むことは、住居の大きさが作り出す快適性や生活の安定性です。そのため、移動手段として、自転車や自家用車を所有する生活を望むこともあり、必ずしも近隣駅への近さを重視して物件を選びません。

このことは、常に駅近を争い続け、自身の物件よりも駅近の物件ができることに不安を覚えながら大きな投資をしなければならなくなる可能性の高い都市型マンションへの投資とは違うメリットとなります。このように、多くの需要と取り込める、都市型マンションのメリットとは違うメリットを戸建賃貸投資は秘めています。

入居期間が長い

これまでのワンルームマンションや都市型マンションへの投資は都市へ流入してくる人達への供給を狙ってのものでした。借り手の多い都市部では、退去後の空室期間を軽減できるだけの需要があるので、所有物件を適切に管理し、賃貸の仲介を請け負ってくれる、不動産業者への適切なアプローチをすることで、それらの需要を取り込み高回転で物件を回すことが可能です。

しかし、借り手需要とともに、貸し手需要も多く、また単身の利用者なども多いため、入居期間への不安がつきものでした。また、多くの借り手に貸す場合、退去の状態によっては修繕や美装が必要になり、これらのコストも大きな負担になります。戸建賃貸の場合、単身者よりも家族で暮らすための大きさや環境に適していることから、家族に好まれます。その結果、子供の学校などの理由により、入居者のある程度の期間の利用が想定されることから、早期に退去してしまう空室リスクとともに、退去毎にかかる修繕コストを回避できる可能性があります。

このように、戸建賃貸に求められるニーズが職住接近を求めたものや、利便性を追求した結果でなく、安定した生活基盤を求める層が戸建を購入したときと同様の快適性を求めた結果作られるものであることから、入居期間の長さを長期に想定できることが戸建賃貸投資のメリットの1つです。

戸建賃貸不動産投資のメリット

日銀の量的緩和やゼロ金利政策によって、金融機関の持つ資金の運用方法が多様化している昨今、これまで以上に注目を集めているのが不動産投資です。そんな中、新たに注目されている不動産投資が戸建賃貸への不動産投資です。

今まで比較的ポピュラーな不動産投資として活用されていたのは、比較的低資金で参入ができるワンルームマンション投資や、大きく借り入れを起こすことで可能になる一棟売りマンションへの投資などでしたが様々なニーズと市場環境の変化により、この戸建賃貸への注目が高まっています。

戸建賃貸のメリットとして借り手のニーズと貸し手のメリットが常に一定以上ある点が上げられます。これまで注目されていた不動産投資としてのワンルームマンション投資や一棟マンション投資は、オリンピックでの地価高騰を狙ったものと、増え続ける都市人口の需要を期待して行われてきました。

これらの需要に応える形で投資された住宅は激しい競争の中、今後も行われていくはずですが、それとともに、駅から少し離れた閑静な住宅街や比較的ゆったりとした場所での生活を望む生活スタイルを望む需要も一定数存在します。

都市型の生活はどちらかというと、職住接近を好むDINKSや、歩いて生活用品を手に入れられる手軽さを享受したい高齢者に人気の生活スタイルですが、のびのびとした子育て環境を望む親世代が腰を据えて住むのには適してない場合があります。

また、子育て中の親世代には生活費に加え、教育費や自信の老後の資金計画などの金銭需要が高いこともあり、住宅ローンを嫌う人達も相当数存在します。こういった需要に応えることができるのが戸建賃貸投資です。戸建賃貸は、ゆとりのある生活がしたいが、住宅ローンに追われたくないといった借り手のニーズを満たし、ワンルームマンションなどと比較して、安定した入居期間を見込めるなどの貸し手へのメリットもある不動産投資の1つです。